近いうちにやってくる要介護に備えるのは今

まだまだ元気だと思っていた親。
でもふとした時に、
「あれ?こんなに年を取っていたのか・・・もしかしたらもうかなり弱くなってしまっているのかも・・」
と思うことはありませんか?

 

息切れ

 

一緒に歩いていて歩くのが遅く感じたり、行動がまごついてるように見えたり、思ったより食事の量が少なくなっていたり、いろんなことを億劫がるようになったり、話の筋道がわかりにくくなったり・・・と

 

体のことだけではなくその思考や生活習慣でも「ああ年を取ったんだなあ・・・」と感じることがあります。

 

子育ての経験がある方なら、子供が成長する過程の中で、この前までできなかったことが急にできるようになったりして驚くことがあったと思います。

 

老化はまさにその逆。
少し前まで何でもなかったことが急に辛くなったりできなくなったりするのが老化です。

 

自分が子供の頃は全てにおいて万能だったはずの親がどんどんと弱っていく姿を見るのはとてもつらいものです。

 

とは言っても「さすがに介護はまだ先でしょう?」とつい思ってしまいがちですが、これは大きな間違い。

 

親の介護って明日急にそれが始まるかもしれないのです。

 

実際に多くの方が、親が病気やケガをし、そこから急に一気に介護がはじまったというパターンを経験しています。

 

何の準備も心構えもなく急に介護が始まったら・・・もうパニックです。

 

何をしていいのか、どこからすればいいのか、考えてだけでもぞっとしませんか?

 

慌てて老人ホームを探すことになり全く見つからず必要以上に高額のところに入ってしまったとか、評判の悪い老人ホームしかなく在宅介護で乗り切るしかなくなったなど、準備不足が招く失敗もとても多いのです。

 

 

だからこそ、早め早めの準備と覚悟が必要なのです、親の介護について考えるのは。

 

しっかり知って準備をしておけば突然の事にもそれほど慌てることもなく、冷静にふるまうことができるでしょう。
兄弟姉妹がいる場合はその知識を共有しておくことも大切です。

 

ここではまだ介護が必要な訳ではないけれども、親の体が少し弱ってきたなと感じた時に知っておきたいこと、準備しておきたいことなどをまとめています。

 

全てはできなくても、こんなことがあるのかと目を通していただき、できることから始めていきましょう。

 

親の体が弱ってきたと感じたら考えておくべきこと

 

最終的な最期をどこで送りたいのかを確認しておく

それほど年を取っておらず元気なうちは死ぬ時は絶対自宅で!」という親が多いかもしれません。でも現実問題、要介護になると自宅での介護は家族にも負担がかかり難しことも多くなります。
絶対に自宅!と言っていた親もこの頃になると「老人ホーム」の方が迷惑もかけないしいいかあと思っている場合も多くあります。
一度、親は本当はどう考えているのか確認しておきましょう。

 

 

定期預金や子供や孫名義の預金、保険などを確認しておく

なかなか聞きにくいことですが、これはとても大事なことなのです。親が急に倒れた場合など、どこに大事なものがしまってあるか聞きたくても聞けないことも。
また必要以上に無駄な保険に入っている場合もあるので生命保険などについても見直しておくのも重要です。

 

 

老人ホームのことを知っておく

老人ホームについての知識は早いうちからつけておいた方が賢明です。親が急に介護が必要になり急に入居することになった場合、いい老人ホームがどういうところなのかを知らないとトラブルのもとになります。
親に安心して老後を過ごしてもらうための老人ホーム(介護施設)ですから、じっくり早い打ちから選ぶべきなのです。
また一言で老人ホームといってもその種類は様々です。
どんな種類のものがあるのか、どんな老人ホームを選べば失敗がないのか、今から準備をはじめましょう。

 

 

相続資産ついて確認しておく

両親にはどのくらいの資産があるのか、これは親が元気なうちにざっくりでもいいので確認をしておくべきです。
また場合によっては生前のまだ元気なうちに生前贈与を行って節税対策をしたりすることも考えてみましょう。
遺産相続はどのように進められるのかなど、一度早いうちから確認し、できれば親や家族を話をしておきましょう。

 

 

エンディングノートを書くことを勧めてみる

エンディングノートは終活の第一歩として今はとても一般的なものとなりました。
親がエンディングノートを書いておいてくれると子供は本当に助かります。
そして親にとってもエンディングノートを書くことで、今までの人生を見直すことができ、今後の人生をどう生きたいのかを考える良いきっかけになるはずです。
エンディングノートの目的や書き方・選び方などをまとめていますので、ぜひ親にもエンディングノートを書くことを勧めてみましょう。

 

 

遺言書のことを提案してみる

遺言書は資産家だけが書くものではありません。
またもめごとが起きそうな場合は遺言書を書くことを勧めることもできます。
書くことでその後のトラブル回避になります。
エンディングノートなどがブームになっている今、遺言書はもっと当たり前のものになっていくと思います。
遺言書についても一度しっかり確認し、遺言書を書いた方がいいケースに当てはまる場合は親にも提案してみましょう。

 

 

尊厳死宣言書、延命治療について意思を確認しておく

いざとなった時に延命治療をどうするのか、親の本当の気持ちはどうなのかを確認しておくことも大切です。
回復の見込みがない植物状態での延命は無駄に家族や家計を苦しめることになることにも・・・。
残された家族ではなかなか延命治療のストップは言いにくいものです。この意思を確認しておくことも必要です。

 

過ごしやすい家にリフォーム

介護が始まり在宅介護になると様々なリフォームも考えなくてはいけませんが、その少し前で親の体が少し弱ってきたと感じる時でも、安心安全のために家のちょっとしたリフォームも考えてみるといいと思います。
手すりひとつでびっくりするほど生活しやすくなったりすることもあります。
またヒートショックを防ぐためにお風呂のリフォームをしたり、腰痛の予防のためにキッチンのリフォームもいいでしょう。

 

 

突然の重症に備える

少し親の体が弱ってくるといつ重病になるかわかりません。本当にその時は急に来るのです。
その時に何も知らなかった・・・となるとパニックに。
もしかしたらそれが取り返しのつかないことに・・・なんてことだってなくはありません。
突然親が病気で倒れた場合などについてもしっかり準備しておきましょう。備えあれば患いなしです。

 

 

 

 

 

親の将来の要介護に備える|親の老いを感じたら考えておくべきこと記事一覧

人生の最期をどこで迎えるのかというのは、高齢者にかかわらず40代、50代でも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。「終の棲家(ついのすみか)」とは、まさに最期を迎える時まで生活する住まいのことです。この「終の棲家」という言葉は、作家の仙川環さんによる2007年の小説とそれを原作として2014年にNHK BSプレミアムで放送されたテレビドラマによって多くの人が使うようになった言葉です。「終の住...

老いてきたといってもまだまだ元気な親ですから、あまり露骨にお金の話などを切り出すのはいいにくいなあというのが本当のところです。でも急に親が重症になってしまって動けなくなってしまったり、もしくは認知症になってしまったりした場合に、「聞いておけばよかった・・・」と一番後悔するのが親の預金のことになるでしょう。「あとから聞いておけばよかった!」と後悔がないように、(この段階ではまださりげなくでいいと思い...

「終活」(人生の終わりのための活動)という言葉が注目されたのは2009年頃からです。2012年にはユーキャンの日本流行語大賞のトップ10にも選ばれました。この「終活」という言葉の流行とともに、自分の人生の最期の時を意識しながら生きていくということを考える人がとても多くなりました。そしてこの「終活」のため行動の第一歩となるのがエンディングノートです(終活ノートとも呼ばれます)。もっと昔でしたらエンデ...

「遺言書なんて遺産がいっぱいある家の話。うちの家族には関係がない。」と思っている人が以前は大半だったかもしれませんが、近年のエンディングノートの普及などの影響もあり、今後は、「遺言書はやっぱり書いておいた方がいいのだろうか?」と考え始める人がどんどん増えてくるでしょう。遺言書は、残された家族が遺産で争いがおきたいようにするためのものだけではなく、故人がどんな思いでその遺産を受け渡すのかという「意志...

 
このエントリーをはてなブックマークに追加