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いよいよ親とのお別れの時が近づいてきました。
親の最期が穏やかで幸せであるようにときっといろいろなことをしてしっかり介護もされてきたことと思います。
寂しいけど、悔いのないそんな気分で親の最期を迎える方も多いと思います。
現在の日本人の平均寿命は(平成29年調べ)
男性で80.98歳
女性は87.14歳です。
[※出典 厚生省 主な年齢の平均余命より]
しかし、現実問題として親が死亡した時はしなくてはいけない手続きや準備がたくさんあり、当事者である家族は悲しみを実感している時間もあまりないというのが実際のところだといいます。
ここで親が亡くなったあとのおおよそのスケジュールを掲載しておきます。
【法要】
通夜
葬儀・告別式
火葬(荼毘)
初七日の法要
【手続き・届出】
死亡届の提出(7日以内)
死体埋火葬許可申請書(7日以内)
【手続き・届出】
世帯主変更届(14日以内)
健康保険証の返納(14日以内
介護保険証の返納(14日以内
【法要】
四十九日の法要
納骨
【手続き・届出】
公共料金等の解約
パスポートの返納(明確な期限はないがすみやかに)
年金受給の停止申請(明確な期限はないがすみやかに)
未支給年金の請求(明確な期限はないがすみやかに)
生命保険等の請求手続き(時効は3年、遅くてもそれ以内に)
葬祭費・埋葬費の申請(〜2年以内)
【相続】
遺言書があるかどうかの確認
相続人の確定
【その他】
実家の片づけ
【手続き・届出】
高額療養費の請求(〜2年以内)
【相続】
財産目録の作成(相続放棄の手続きまでに確定)
相続放棄・限定承認の申し立て(〜3か月目まで)
【その他】
準確定申告(〜4か月目まで)
準消費税確定申告(〜4か月目まで)
【相続】
遺産分割協議(〜10か月目まで)
相続財産の移転登記・名義変更(〜10か月目まで)
相続税の申告(〜10か月目まで)
【法要】
一周忌の法要
とこのように、こんなにやることがあるの!?とびっくりするくらい忙しいものです。
親の生前から死後のことを考えるのはタブーなような気がして、なかなかできないかもしれません。
ですが、親の最期をしっかり満足いくように見送ってあげるためにも、生前からできることはしておいたり、いざという時のために知識を持っておくことはとても大切だと思います。
例えば、死後すぐに手配をしなくてはならない葬儀に関しても、あらかじめある程度の知識を得ておかなければ、急いであまり質のよくない葬儀屋と契約してしまうというような失敗もありません。
また何の知識もないと、葬儀の内容を葬儀屋に勧められた通り「おまかせで」としてしまうと、予想外の高額な金額を提示されることもあります。
もちろん故人の希望も反映されません。
どんな葬儀をしたいか?なども親がまだ元気なうちでしたら冗談交じりで本音を聞くこともできます。
信頼できる葬儀屋もあらかじめ決めておくこともできます。
またその後の遺産相続などのについての知識も持っておくべきです。
仲の良かった家族が遺産でもめてしまって・・・というのは一番親が悲しみますよね。
遺産や財産分与についての基礎知識を理解しておきましょう。
残された片方の親がそのまま住む場合はいいのですが、もう誰も実家に住まなくなる場合などはその処分や片付けなどのここからの問題になってきます。
この点もやらなければいけないこととして頭に入れておきましょう。
もうひとつ忘れてはいけないのはお墓のこと。
もう代々のお墓があるという方以外はお墓の準備もあります。
できることならお亡くなりになる前に準備しておきたいものです。
お墓についてもなかなか普段はその知識を得ることがないでしょうから、ここで一度しっかり確認しておきましょう。
その日が来てから慌てるのではなく、事前に親の死後のことを知識として得ておきましょう。
臨終を迎えると、葬儀の段取りはすぐに始めることになります。
事前に葬儀屋の目星をつけておかないと、その時になって慌ててあまり信用ができない葬儀屋を選んでしまうことも考えられます。
看取りの時から、通夜、葬儀、火葬までの一連の流れを知っておきましょう。
家族は何をいつすればいいのか知っておくと落ち着いてその日を迎えられます。
また親が元気なうちに、確認しておきたいことなども知っておきましょう。
悲しむ間もなく親が死亡したらいくつかの手続きがすぐに必要になります。
死後すぐにはじまる手続きや、その後14日以内に行わなけれなならない手続きなどもあります。
何も知らないとたくさんの手続きにパニックになってしまいそうですが、役所関係、年金関係と提出先を分けて順番に進めていけば大丈夫です。
いつまでにどんな手続きが必要なのか、またどんな書類を用意すればいいのかなども詳しく解説しています。
親が亡くなった後の遺産相続の手続きはかなり大変です。
遺言書の確認、相続人の確定、相続資産の確定といろいろな手続きを相続税の支払い期限である10か月以内で進めなくてはなりません。
資産がなく、借金しかないという場合でも相続放棄の手続きなども必要になります。
相続については残された家族が親の遺産でもめるようなことがないように、どのようにしていけばいいのかをしっかり確認しておきましょう。
お墓は新しく用意しなくてはいけないのか、今あるお墓に入ることができるのか、確認しておかなくてはいけません。
もし新しくお墓を用意しなければならないなら、これは至急に準備をしなくてはなりません。できれば生前のうちからお墓のことは確認しておきましょう。
実家はまだ誰かが住みますか?片親が亡くなってもう片親が住むことも当然ありますが、老人ホーム等に入っていて空き家になってしま場合もあります。
そういう場合は実家の処分、片付けなどもしなくてはいけない項目になってくるでしょう。遺品の整理、廃品や物件の処分などについても学んでおきましょう。
連れが亡くなり一人になった親は急に弱ってしまうことが多いようです。
一人になっても元気なら楽しく生きていって欲しいものですね。子供として残った親にできることを考えてみましょぅ。